普段見過ごしている、身近にある“上質”をとり入れて、                                 日々の暮らしが福ーしあわせ-になるきっかけをご提案します。

ののくさ堂主 重松あゆみ


ののくさ堂の想い  ーごあいさつに代えてー

 

ののくさ堂ホームページにお越しくださり、ありがとうございます。

ののくさ堂は、私が福井県勝山市-奥越前-と呼ばれる地で神奈川県横浜市から移ってきて、自然に近いところで農のある暮らしを実践する中から生まれてきました。

 

初めて名乗ったのは、2012年11月に出展した「手づくり市 in 奥越前」。

草木染めしたTシャツや小物、着物でリメイクしたワンピースを販売するお店で出展した時でした。

 

それまでは横浜にいた時分にフードコラムをワイン雑誌で書いていたこともあり、不耕起・自然農や田舎暮らしから見えてくる事柄をブログ「福の井戸から汲み上げる」などで発信していました。

 

そのうちに草木染めを季節おりおりに行ったり、蔵にねむっていた着物をいただくなどの、日常の中で与かれる上質な出来事が増えていきました。

もともと手仕事が好きだったので服づくりが始まり、百姓のごとくいろいろな形での表現活動に展開していったのです。

 

ところで、百姓には、百の仕事ができる人という意味があります。

自然に近いところでの暮らしは、農作業含め手づくりする仕事が多く、自然と百に近いいろんな作業がこなせる人間になっていくのです。

そこには自然と向き合い、自らの手から生まれる上質なものとの出逢う喜びがあります。

 

都会にいても上手に身近な自然を感じて暮らしている方たちもいますが、誰もが自然を親しく感じ、その恵みを実感できる環境にあるわけではない。

だけれど、私たちみんなも自然の一部。

自然な自分に帰れる、自然が近い暮らしの充足、安心を感じられるようなひとときをお届けできるような、文章や服、手しごとをしたいと取り組んでいます。

 

ののくさは強くたくましく、それでいて可憐な花をつけます。

飾り気はないけれど、毎日の中でホッとする親しみある姿をしています。

 

日常には、そんな心も体も自然のままにいられる上質があると、心も体も素直にしあわせになる。

 

ののくさ堂はみなさんがそれぞれ自然のまま、しあわせな気持ちになれる、そんな暮らしの中の上質の見つけ方、楽しみ方を提案してまいりたいです。